ようこそ、東大へ!
トップクラス研究者31名が世界の学問を案内。
これまでなかった、東京大学による「学問案内」。
高校生読者を意識したわかりやすい解説で、学問の「今」が分かります。
【第1章 ことばの学】
○言語から情報へ―基礎情報学をひらく(西垣通「基礎情報学」)
○社会・正義・ケア―「ことば」から「倫理」へ(川本隆史「社会倫理学」)
○ヤング・アダム―『ロミオとジュリエット』と同性愛(大橋洋一「英文学」)
○新しい世界文学と向き合うために(沼野充義「現代文芸論」)
○イメージの系譜学―図像アトラス「ムネモシュネ」の解読(田中純「表象文化論」)
○日常行為を自然観察する―卵割り、靴下はき、ミミズの穴塞ぎ(佐々木正人「身体認知情報論」)
○空間の曲がり具合はどう記述されるか―ドーナツから宇宙まで(森田茂之「幾何学」)
【第2章 社会の学】
○人類の進化とバリアフリー(福島智「バリアフリー学」)
○人間の科学としての経済学(松井彰彦「ゲーム理論」)
○少子化に潜む格差(白波瀬佐和子「社会格差・格差論」)
○経済成長の「本当の原因を」見極めるために(レズリー・ハンナ「比較経営史」)
○歴史主義で描く満州事変(加藤陽子「日本近現代政治史」)
○憲法学は何を考えるのか(長谷部恭男「憲法学」)
○日本発の経営学は可能か―ものづくり現場の視点から(藤本隆宏「ものづくり経営学」)
○ユビキタスが世界を変える(坂村健「電脳建築学」)
【第3章 生命の学】
○物理学で生命システムを理解する(金子邦彦「複雑系生命科学」)
○生命活動をリアルタイムで可視化する(長野哲雄「ケミカルバイオロジー研究」)
○生命の要・分子モーター―細胞内のミクロの運び屋(廣川信隆「分子細胞生物学」)
○動物の初期発生における形づくりと器官形成のしくみ(浅島誠「発生生物学」)
○匂いはどのように識別されるか(坂野仁「分子神経科学」)
○赤ちゃんというシステムを科学する―生命・発達・脳(多賀厳太郎「発達脳科学」)
○生物多様性と人間社会(鷲谷いづみ「保全生態学」)
○癌に挑むゲノム・遺伝子研究―外科医から遺伝子医学者へ
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