規制改革は最大のビジネスチャンス! 「規制緩和の旗手」と「改革利権の最大の受益者」の1人2役を演じた経済人の「光と影」 宮内は、何を狙って規制緩和を推進したのか。ビジネスチャンスの拡大が、彼の目的であろう。規制を少し動かすだけで、ヒトの流れ、モノの流れ、カネの流れが変わるからだ。規制を撤廃すれば、既得権者に向かっていた流れを断ち、新しい商機を生み出すことができるのである。規制緩和は、既得権者が独占していた利権を奪うことを可能にした。新語辞典風に言えば「改革利権」である。