内容紹介
いま生きなければいつ生きられる。組織の規律に縛られた歯車としての一警察官ではなく、魂の声に忠実な1人の生身の人間として。
警視庁捜査一課から青梅警察署水根駐在所所長へ。取り調べ中に容疑者が自殺したことで左遷された江波淳史。自責の呪縛から逃れられない元刑事は、自らを取り戻せるか。
大藪春彦賞作家の新境地
街の倫理ではなく自然の掟に彼は従う。冒険小説の第一人者が挑んだ、異色の警察捜査小説――(西上心太)
組織で挫折した犯罪捜査官を奥多摩の自然が、生身の男(ナチュラリスト)へと変えていく。心優しき山岳警察小説登場!――(香山二三郎)
製品情報
製品名 | 駐在刑事 |
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著者名 | 著:笹本 稜平 |
発売日 | 2006年07月29日 |
価格 | 定価 : 本体1,700円(税別) |
ISBN | 978-4-06-213504-7 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 318ページ |
初出 | 『小説現代』2004年12月号、2005年4月号、7月号、10月号、2006年1月号、4月号 |