私たちはこれらの作品群を眺めて、一陣の風が心のなかを夢のように素早く吹き過ぎるのを感じるのだ。――五木寛之 五木玲子&太田治子 待望の第2画文集 見る側に不思議なデジャヴューをおぼえさせるのは、きのう見た夢とあした見る夢の両方を、同時に1つの画面に共生させているからだろう。(中略)太田治子さんの文章が音楽のように背後を流れて、そこに幸福なコレスポンダンスが生まれてくる。 巻末エッセイより――五木寛之