内容紹介
畏怖すべきは安土城!
人間崩壊したのは、信長か光秀か?
不思議なほど見事に清潔な魔の城。
歴史文学賞受賞作家で建築家の傑作
――信長的精神 東秀紀――
建築は構想する者の思想や夢の表現だといわれるが、安土城はその壮大さ、華麗さ、そして不可思議さにおいて、まさに信長をデザイナーとするにふさわしい。――
信長がいなければ、日本が統一されるのはもっと遅れていただろうし、中世の古いしがらみから脱け出すこともできず、徳川幕府下での長い平和も築かれなかったであろう。江戸時代に花開いた文化や経済も、根は信長の開明政策に求められるし、幕末維新から明治に至る近代化、戦後日本の高度成長などは、われわれ日本人の心にある信長的精神が、時として封印から解き放たれた結果ではないだろうか。
製品情報
製品名 | 異形の城 |
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著者名 | 著:東 秀紀 |
発売日 | 2003年09月19日 |
価格 | 定価:1,980円(本体1,800円) |
ISBN | 978-4-06-212026-5 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 310ページ |