吾輩はがんである

末期がんからの生還！！

5年生存率15％の末期がんを、ファイティング・スピリットで克服！
落語家として、父として、夫として、刻み続けた5年間の心の軌跡！！

「時間をください。まだ小さいうちの子が、おとなになるまでとは言いません。せめて、そこそこ大きくなるまでの時間を私にください……」

この1冊は小生の自慢話でもなければ、サクセス・ストーリーでもありません。死にたくないというより、“生きたい一心”で、つねに己を窮地に追い込み、「捲土重来（けんどじゅうらい）」を胸に刻み、を胸に刻み、闘ってきた心の軌跡……。困難に立ち向かうファイティング・スピリットを1人でも多くの方に知ってほしかった、というのがじつのところでした。（中略）こんなことを語れるようになったのは、がん、そして列島各地で出会った方々のお陰様です。今まで出会った方々に感謝、そしてまだ見ぬこれから出会うであろう方々に感謝。森羅万象に感謝しないではいられません。――（「エピローグ これから」より）