ほんね。　ＯＴＯＴＡＫＥ　ＤＩＡＲＹ　２０００～２００１

激動の1年　その軌跡
2000～2001乙武洋匡の仕事　結婚　家族　友達
この本は多くの漢字に読みがながついていますので、小学校高学年から読むことができます。

「節目となる年がある。人生を振り返った時、大きな転換期だったと思える年が、きっとある」

……その3ヵ月後、除夜の鐘を隣りで聞いていた相手と結婚した。自分でも、驚いた。まさか、こんなに早くに家庭を築くことになるとは思ってもみなかった。
なぜ、そうなることになったのか。いつ、そうなることに決まったのか。彼女と振り返ってみても、よく分からない。お互いプロポーズなどなかったし、3月に入るまで、そんな話は一切なかった。
「結婚は、はずみとタイミング」
よく言われる話だが、そんなものなのかもしれない。何となく。気付いたら。それでいいのかもしれない。ふたりが幸せであるのなら。――まえがきより