「語りえぬもの」からの問いかけ 東大駒場<哲学・宗教・芸術>連続講義
カタリエヌモノカラノトイカケトウダイコマバテツガク・シュウキョウ・ゲイジュツレンゾクコウギ
内容紹介
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目次
- 序 「語りえぬもの」の痕跡―――――――――――――――――――宮本久雄
- ●第1章 「語りえぬもの」の語り――哲学の思考
- 第1講 「論理哲学論考」と「人生の無意味さ」について――――――――野矢茂樹
- 第2講 世界の閃き――ハイデガーの思考―――――――――――――門脇俊介
- 第3講 歴史の物語論と「物語りえぬもの」―――――――――――――高橋哲哉
- 第4講 「無」・荒野に咲く花―――――――――――――――――――宮本久雄
- ●第2章 「語りえぬもの」との対峙――宗教の智慧
- 第5講 空海における「源」ということ――――――――――――――――竹内信夫
- 第6講 酒と杯が溶け合うとき――イスラム神秘主義の世界――――――杉田英明
- 第7講 西洋中世における幻視と死者追悼―――――――――――――甚野尚志
- 第8講 表現者としての神と人間――エックハルトの神秘思想―――――岡野雄三
- ●第3章 「語りえぬもの」の表現――芸術の美
- 第9講 芸術という名の宗教――ゴッホをめぐって――――――――――三浦篤
- 第10講 金子光晴「うれひの花」のありか――詩と絵画の彼方へ――――今橋映子
- 第11講 「言い表せないもの」の詩学――チュッチェフ「沈黙!」の逆説――沼野充義
- おわりに 未知の世界へ――――――――――――――――――――岡部雄三