絵とことばの饗宴 画面に秘められた音楽と響きあう、珠玉の7篇 有元利夫の絵には音楽が鳴り響いている。 有元の絵を愛してやまない女流作家中沢けいが、音をテーマにした詩文7篇でそれらの絵との協奏を試みる。収録作品40点。アート・アンド・ポエム、大人の絵本。 ソの音とラの音が逃げて行った空を切り取り、私はうたいながら街を歩く。──中沢けい(本文より)