あなたが重大な転機を迎えたとき、深刻な悩みに直面したとき、3つのCに立ち返って考えるべきである。
その3つのCとは、品性(Character)、勇気(Courage)、良心(Conscience)である。
ローラ・シュレッシンガーとは、アメリカのラジオ史上もっとも急速に人気を博し、マスコミを騒然とさせているトーク番組のパーソナリティーが、本書の著書“ドクター・ローラ”ことローラ・シュレッシンガーである。
シュレッシンガーは、ジレンマに陥って番組に電話をかけてくる相談者たちに対し、たちどころに悩みの核心を見抜き、「甘ったれ!」「大人になりなさい」と一喝する。
ものごとの白黒をきっちりつけ、人の道を説く彼女のスタイルから、リスナーたちは“母親代わり”“モラルの羅針盤”と慕っている――(「訳者ノート」より)
健全で充実した人間関係を築き、心豊かで質の高い人生を送るために
ふつう、人生はつらく厳しい。
理想を目指すか、その場かぎりの快感を得るか、つねにどちらか選択を迫られる。
理想を目指す場合が多いなら、あなたは品性のある人だ。
(生きる上で)選択のないところには道徳性もない。
しかし人間ならば、それぞれの場面で自分本位になるか、寛大な心をもつか、どちらかを選ぶことができる。
寛大な心を選択する場合が多いなら、あなたには勇気がある。
(人間は)成長するにつれ、正しい生き方の知恵や約束事を尊重するようになり、また自分の人生を守ることをおぼえていく。
倫理にかなう行動に努める場合が多いなら、あなたには良心がある。――(「はじめに――品性と勇気と良心のススメ」より)
+ もっとみる