ついに大部隊が展開、日本の運命はどうなる。
刻一刻と陸上での激突が近づく中、戦況を政争の具にする政治家、省益争いに奔走する官僚のカベに阻まれる首相官邸。しかし北朝鮮は全軍総動員態勢に入っていた!
「日本陸軍が7千人?海軍も総動員態勢だと?たった10数人の兵士相手に、どうしてそこまで大規模兵力を動員しなければならないのか。日本はそれほど憶病な国なのか、それとも何か別の狙いがあるのか」
「いいか、連隊長も、中隊長も、小隊長も、安全第一でいけって1つ覚えみたいに言っているが、全部、東京の六本木を向いて言っているんだ」
「その時間がかかるとやらが、アメリカはご不満なんだよ。長さがたった10キロくらいの半島での事件を解決できないでアジアの安全保障全体まで影響を与えていることに、どうしても我慢ならんらしい」
「まさか、何人も死んでいるのに」「それがこの地獄の現状だ。ようこそ!」
「総理、とんでもない、とんでもありませんよ。アメリカや韓国、ひいては中国政府との事前協議事項です。勝手に日本だけがやるとは……」
「信じられん。この悪夢のような光景をリアルタイムで見ているのは、われわれだけだ。東京のお偉いさんたちが見たら自殺する者も出るかもしれないな」
「このままいったら、どこの国が宣戦布告したことになるんだ?」「……想像もつきません」
■志方俊之氏(帝京大学教授・元陸上自衛隊北部方面総監)
素晴らしい。これこそ現に東京で行われている虚々実々のスパイ戦、そして日本有事の対ゲリラ、対潜水艦、対ミサイル、対情報戦の全貌だ。
■日下公人氏(ソフト化経済センター理事長)
本書はあなたに問うだろう。国家とは何か。政府とは何か。国民とは何か。そしてあなたは、自分の未来と家族の生活を、本当に守ることができますか、と。
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