のばらの村四季物語

1980年に発売された『のばらの村のものがたり』のシリーズは、すぐにあらゆる年齢の読者に歓迎され、短期間のうちに13か国語に訳され、100万部以上も売れました。
ジル・バークレムさんが描くねずみたちの小さな世界にふさわしく、この物語は、これまで小さな絵本に収められていました。しかし、彼女のこまやかな描写を十分に味わっていただくためにこのたび作者の協力を得て、春夏秋冬の4つの物語をすべて原画から印刷し直し、大判の絵本として刊行いたしました。
また、巻頭では20ページにわたってジル・バークレムさんが自分の生い立ちや、『のばらの村のものがたり』について、貴重な写真やスケッチを交えて語ってくれました。『のばらの村のものがたり』の愛読者の皆さん、また、これからこの物語を読もうとされる皆さんにとって、かけがえのない1冊となることでしょう。