日本美術全史

「普遍的価値」に立脚した新しい評価
真に優れた作品だけの歴史
図版・513点収録世界レベルの名品を5つ星で表示
5つ星・World Class（世界の至宝）
4つ星・International Class（国際的優品）
3つ星・National Class（国宝級作品）

世界の中の日本文化の価値を考えるとき、日本の美術ほどその国際性があるものはない。北斎・運慶ばかりでなく、7・8世紀の飛鳥・奈良の時代から、世界の中での作品の芸術価値は際立っている。日本の美術は、単に東洋趣味の人々だけでなく、もっと普遍的な芸術作品として、世界の人々の鑑賞対象にならなければならない。――「あとがき」より