誰もが迷う。投げ出したくもなる。でも必ず子どもを育ててよかったと感じる時が来る。
医師はわが目を疑った。なぜここまで子どもにむごたらしくできるのか。そしてなぜそれでも子どもは親を慕うのか。家族とは何か、人の優しさとは何かを問う、日本初、衝撃のドキュメント。
この本に登場する方々は、試行錯誤の中で、児童虐待を引き起こした家族に取り組んでいる。それは、仕事を離れた、献身的な行為だ。両親を立ち直らせることで、子どももよくなっていくとかれらは信じていた。行き着くところ、人間を優しくさせるのは、人間のぬくもりであると思わずにはいられなかった。
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