沖縄戦での許嫁の死、生家の破産、離婚……。病弱な女ひとりの境涯を支えるため、細々とラジオに寄稿し始めて50年、一貫して無名の庶民の心性に寄り添い、魂の深部から響いてくる真実の言葉を刻み続ける。自然の風景に、仏像の佇まいに、平凡な暮らしの道具に、そして何より人の心の中に美を求める、珠玉の88篇が、厳しくもしなやかな半生の美への巡礼の足跡を指し示す。
コーヒーにミルクを入れるような愛
くどう れいん
江戸小咄
興津 要,アド・ファイブ
つむじ風のスープ The cream of the notes 13
森 博嗣
なめらかな人
百瀬 文
米朝ばなし
桂 米朝,司馬 遼太郎
読む哲学事典
田島 正樹
福袋
朝井 まかて
おんな舟 十時半睡事件帖
白石 一郎
リルケの墓
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樫山 欽四郎
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人間であることをやめるな
半藤 一利