大正10年3月下旬から7月上旬まで、およそ4ヵ月に亘り、上海・南京・九江・漢口・長沙・洛陽・大同・天津等を遍歴。中華民国10年目の中国をつぶさに見た芥川龍之介が、政治、文化、経済、風俗ほか、当時の中国の世相を鮮やかに描写。芥川独特の諧謔と諦観で綴った大正10年の中国印象記。表題作をはじめ「長江游記」「北京日記抄」及び、絵葉書に象徴的に記した各訪問地の感想「雑信一束」の5篇を収録。
旧友再会
重松 清
悪人志願(下)
梶山 季之
冷酷な報酬
太陽はまた昇る 公爵近衛文磨 (上)
立野 信之
神楽坂つきみ茶屋4 頂上決戦の七夕料理
斎藤 千輪
黄泉の女 公家武者信平ことはじめ(八)
佐々木 裕一
猫弁と鉄の女
大山 淳子
花火の見えた家
串田 孫一
汝、星のごとく
凪良 ゆう
檸檬の棘
黒木 渚
マイスモールランド
川和田 恵真
家庭用安心坑夫
小砂川 チト