対象との距離を微妙にはかりながら、すれすれのところで短篇として成立させる、吉行淳之介の短篇集。作者自身の幅を反映して、対象は読者から、バーの女給、エロ雑誌の編集者、棟梁、作者とおぼしき主人公の周辺に登場する諸人物は、いずれも一癖あるが、それを冷静に、ときには諷刺をまじえて、面白さをひきだす。表題作のほか、「青い映画の話」など12篇収録。
45° ここだけの話
長野 まゆみ
佐藤友哉デビュー20周年記念復刊企画 水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪
佐藤 友哉,笹井 一個
天路
リービ 英雄
海獣・呼ぶ植物・夢の死体 初期幻視小説集
笙野 頼子
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長嶋 有
おいしいごはんが食べられますように
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