小田原の魚屋の息子に生まれたが、文学への夢が捨てきれず家督を弟に譲って上京するも、小説家として一本立ち出来ずに郷里に逃げ帰る。そんな前半生と売れない老残の作家の娼婦との交遊が、地べたを這うような低い視点からの一種の諧謔味をおびた川崎文学をつくりだす。本書は「鳳仙花」「乾いた河」などの代表作のほかに中山義秀との交友を描いた「忍び草」など7篇収録。
迷惑な終活
内館 牧子
霧
桜木 紫乃
湯けむり食事処 ヒソップ亭3
秋川 滝美
月ぬ走いや、馬ぬ走い
豊永 浩平
感情麻痺学院
前川 裕
バリ山行
松永K三蔵
国歌を作った男
宮内 悠介
我が産声を聞きに
白石 一文
その音は泡の音
平沢 逸
悲衛伝
西尾 維新
カワイソウ、って言ってあげよっかw
夏原 エヰジ
旅のない
上田 岳弘
ひかげの宿/山桜
泡/裸木
老残/死に近く
抹香町・路傍