幼い頃自ら能の舞台にも立った経験を持つ著者が、平家物語と謡曲との違い、読むもの、聞くものから見るものへの展開、その魅力の深まりを跡づける。幽霊能の世界を極めた「花伝書」の世阿弥に共感しつつ、能が醸す夢うつつの至福の境へと読者を誘う。平家物語と能への導きとなる27章。
古典の細道
白洲次郎・正子 珠玉の言葉
私の古寺巡礼
西国巡礼
白洲正子 世阿弥
心に残る人々
能の物語
近江山河抄
お能・老木の花
十一面観音巡礼
明恵上人
かくれ里