内容紹介
闊達自在、卓抜典雅な文章で貫ぬかれた揺るぎない批評眼、飛翔する想像力。世相を鋭く風刺し、幻想的世界と現実とが交錯する石川文学中期作品群7篇。──かつて東北の鄙びた温泉場で、俄に腹痛におそわれた〈わたし〉が、土地に伝わる丸薬でそれを治した話に始まる「霊薬十二神丹」ほか、「落花」「近松」「今はむかし」「蜃気楼」「かくしごと」「狐の生肝」を収録。
製品情報
製品名 | 落花・蜃気楼・霊薬十二神丹 |
---|---|
著者名 | 著:石川 淳 |
発売日 | 1992年02月04日 |
価格 | 定価 : 本体951円(税別) |
ISBN | 978-4-06-196163-0 |
判型 | A6 |
ページ数 | 286ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |