内容紹介
天皇に殉じて割腹、自死を遂げた作家の死に衝撃を受けた、同じ主題を共有するもう1人の作家が魂の奥底までを支配する〈天皇制〉の枷をうち破って想像力駆使し放つ“狂気を孕む同時代史”の表題作。宇宙船基地より逃走する男が日本の現人神による救済を夢見る「月の男」。──全く異なる2つの文体により、現代人の危機を深刻、ユーモラスに描く中篇小説2篇。
製品情報
製品名 | みずから我が涙をぬぐいたまう日 |
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著者名 | 著:大江 健三郎 |
発売日 | 1991年02月04日 |
価格 | 定価 : 本体1,500円(税別) |
ISBN | 978-4-06-196114-2 |
判型 | A6 |
ページ数 | 300ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |