七魔が山に住む、魔女のバジル。ある日、バジルは予言めいた詩を受けとります。その詩とは、七魔が原に住む魔女のひとりが、ブルームーン(満月が1か月に2度あるとき、2度目の満月)の夜に、黒い魔法のつえを手に入れるというものでした。 黒い魔法というのは、白い魔法とはちがって、「失敗」や「苦労」など、ひとがおくられたくないと思っている魔法です。心配になったバジルは……。 登場人物もぐっとふえ、物語は新しい展開をみせる「魔女バジル」第3巻です。 ※2年生以上の漢字にルビがついています
●茂市久美子岩手県生まれ。会社勤務を経て執筆活動に入り、『おちばおちばとんでいけ』で、ひろすけ童話賞を受賞。おもな作品に、「つるばら村」シリーズ(全10巻)、東京書籍小3国語教科書に掲載されている『ゆうすげ村の小さな旅館』、『おいなり山のひみつ』、感想画コンクール課題図書になった『おひさまやのおへんじシール』などがある。
●よしざわけいこ東京生まれ 多摩美術大学染色デザイン科卒業。テキスタイルデザイナーを経て、絵本・イラスト・童話を中心に活動中。日本児童出版美術連盟会員。作品に『ネコのジュピター』、「おひさまや」シリーズ(茂市久美子・作)など。2011年4月より、NHK「いないいないばあっ!」童謡アニメーションのイラストを手がけている。
魔女バジルと魔法の剣
魔女バジルと闇の魔女
魔女バジルとなぞのほうき星
魔女バジルと魔法のつえ