東京書籍小学3年国語教科書に採用されや『ゆうすげ村の小さな旅館』の著者・茂市久美子が贈る小さな冒険の物語。 山にかこまれた町にすむ、小学3年生のひろしは、稲荷前商店街の日曜市で、ある福引に当たりました。賞品は、「お山ですごす一週間」。一日にたった4本しかない列車に乗ってたどりついたのは、小さなキャラメルの箱のような待合室があるだけの無人駅。列車からおりると、秘密を抱えた小さな男の子の姿がありました……。
岩手県生まれ。『おちばおちばとんでいけ』(国土社)で、ひろすけ童話賞受賞。おもな作品に、「つるばら村」シリーズ(全10巻)、『ゆうすげ村の小さな旅館』(東京書籍小3国語教科書にも掲載)、「魔女バジル」シリーズ(全5巻)、「おひさま」シリーズ、『おいなり山のひみつ』『今日よりは 明日はきっと 良くなると』(以上、講談社)などがある。
千葉県に生まれ。武蔵野美術短期大学グラフィックデザイン科卒業。雑誌「母の友」(福音館書店)で初めて童話の挿絵の仕事をする。現在、俳句に興味を持ち、おまな挿絵作品に『ねこじゃらしの野原』『ゆうすげ村の小さな旅館』(講談社)『くんくまくんときゅんまちゃん』(あすなろ書房)『七草小屋のふしぎなわすれもの』(国土社)『クリーニングのももやまです』(理論社)などがある。