いつも“ひとり”の私にからんでくる2人のムテキな女の子。コワイけど、メチャクチャ楽しい日々が始まった。
ひとりぼっちのあたしが、よりによって、なんであんなヒトたちの仲間に……?〈伝説の巨大女〉とよばれているシノちゃんと〈ボンバー〉というあだ名のアリサ。クラスの中でうきまくってるヒトたち。でもこのふたり、けっこういいヒトたちなのかもしれない……。
わすれかけていた記憶がよみがえってくる。とりとめのないおしゃべりをかわしながら、ただあてもなく歩いているだけで楽しかったっけ。路地をぬけ、丘にのぼり、日がくれるまで歩きつづけた、あの風景。そーか、あれは、子どもにとっての〈旅〉だったのね。――著者あとがきより
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