内容紹介
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目次
- 序 章
- 第一章 ローマ・一九四三年初春
- チアーノ外相のクモの糸
- 「ナチ・ドイツとの同盟」は誤算!
- カステッラーノ、参謀本部入り
- クモの巣の一本の糸が……
- 第二章 「こんな戦争止めてしまえ!」
- アンブロージオ、参謀総長に
- 統帥逮捕の計画始まる
- カステッラーノに計画立案指示
- 第三章 大いなる転機
- 連合軍のシチリア上陸
- 首都ローマに初空襲
- 国王、統帥の解任を決意
- 第四章 統帥、失脚から逮捕へ
- 運命のファシズム大評議会
- 突然の逮捕計画変更
- 「逮捕完了!」
- 第五章 バドリオ内閣と休戦交渉
- 統帥解任に狂喜する国民
- 連合国との接触開始
- 連合国は的確に情報収集
- 第六章 緊迫の長い旅
- カステッラーノ、密命に発つ
- まずホーア大使と会見
- 連合軍高官と遂に接触
- 第七章 休戦への苦難の道程
- 血を吐く思いの長い一日
- 「無条件降伏」持って帰国
- 国王、遂に「休戦」のむ
- 第八章 オリーブ林の天幕
- カステッラーノ、再度折衝へ
- 休戦受諾の方向へ──
- アイクと初めて対面
- 第九章 悲願の休戦に署名
- 再度オリーブ林の敵陣営に
- 共同作戦計画を練る
- 休戦発表は十二日?
- 第一〇章 カステッラーノの悲涙
- アメリカ軍密使ローマ潜入
- 震撼する九月八日
- 緊急御前会議で断
- ヴィーヴァ・ラ・パーチェ!
- 第一一章 イタリア敗れたり!
- 内戦を危惧する民衆
- 国王らローマを脱出
- ドイツ軍、ムッソリーニを救出
- 第一二章 悲劇と栄光と
- 南北に二つの政府
- パルティザン、各地に蜂起
- バドリオ、「無条件降伏」に調印
- 第一三章 果しなき十字架
- 一年ぶりに本国帰還
- あらぬ幾つかのぬれぎぬ
- ローマでカルボーニら糾弾
- 第一四章 カステッラーノの遺書
- 自ら真相究明に乗り出す
- 正しかったカステッラーノの進言
- 遺書「破滅のローマ」
- 終 章
- 退役させられていた将軍?
- さまざまな評価
- あとがき
- 文庫版へのあとがき
- 主要参考文献
製品情報
製品名 | ムッソリ-ニを逮捕せよ |
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著者名 | 著:木村 裕主 |
発売日 | 1993年07月06日 |
価格 | 定価:598円(本体544円) |
ISBN | 978-4-06-185428-4 |
判型 | A6 |
ページ数 | 356ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |