怪談咄を手に入れるためには、人間の奥深さや恐さを知らねばならない。怪談咄の祖・林屋正蔵のそんな気持ちが、「東海道中膝栗毛」の作者・十返舎一九への好奇心をより強いものにさせていった。一九には、想像もできない奥行きと恐さがある、その正体を暴く必要がある……林屋正蔵の執念を描く、時代小説の傑作。
修羅の絵師
南原 幹雄,井上 正篤
笑う花魁
石月 正広
糸のさだめ 結わえ師・紋重郎始末記
天保九年の少年群
南條 範夫,縄田 一男
豊臣秀吉(1)
山岡 荘八
暁の鐘は西北より
国枝 史郎,横溝 正史,半村 良,尾崎 秀樹,横尾 忠則,河野 通勢
吾輩は猫である(上) (新装版)
夏目 漱石,佐野 洋子
千葉周作(2)
握られ同心 結わえ師・紋重郎始末記
西鶴人情橋
吉村 正一郎,清原 康正
時迷宮 ~ヨコハマ居留地五十八番地~
篠原 美季
牢獄の花嫁
吉川 英治