できたばかりの、堅固を誇る若松町の監獄本署から、強盗犯たちが脱走。その探索に、「海坊主の親方」こと「なにわの源蔵」もかり出される。脱獄を手助けしたのが、尼姿の人物とわかった。教誨師になりすまして、金ノコを渡したのだ。ピンときた源蔵の活躍で、やがて意外な潜伏先がわかった! 明治の大阪を活写する新捕物帳シリーズ。
京街道を走る
不知火の化粧まわし
蔵屋敷の怪事件