大阪中之島の大倉庫で、ある夜、奇妙な出来事がおきた。海坊主の親方ことなにわの源蔵が、現場にかけつけて確認できた痕跡は3つ。番犬の火傷、鉄砲をうったような音、そして米つぶほどの丸薬であった。それらはなにを物語っているのか? ユニークな風貌で型破りの名探偵が活躍する、明治期の大阪捕物帖シリーズ。
京街道を走る
不知火の化粧まわし
脱獄囚を追え