古代において〈狂〉とは、神に魅せられた状態であった。また芭蕉の、止みがたい漂泊の思は「そぞろ神の物について心を狂はせ」た結果であろうか。無常の世に棲む人間はその哀しさに耐えず、さまざまな〈狂〉を演ずる。その夢の世を、むなしく凝視しつづけた日本人の系譜を追って、現代の〈狂〉を予感させる名著。 精神史として〈狂〉を初めて位置づける名著〈狂〉とは人間が神的なものとの対話を知覚する心情、ある意味では人間そのものである。夢の世を虚しく凝視しつづける詩人の系譜を追い、現代の〈狂〉を予感する
黒人理性批判
アシル・ムベンベ,宇野 邦一
主体と超越
小川 圭治
キェルケゴオルからサルトルへ
高坂 正顕
パスカル
ロマーノ・グァルディーニ,永野 藤夫
誤解を招いたとしたら申し訳ない 政治の言葉/言葉の政治
藤川 直也
千年の眠りを醒ます『伊勢物語』
服部 真澄
善悪の彼岸
フリードリヒ・ニーチェ,丘沢 静也
オッカム『大論理学』註解II 第I部 第44章~第77章
オッカム(ウィリアムの),渋谷 克美
芸術の論理
植田 寿蔵
ドイツ神秘主義叢書10:ドイツ神学
山内 貞男
MORAL 善悪と道徳の人類史
ハンノ・ザウアー,長谷川 圭
近世日本政治思想の成立
今中 寛司