学術調査隊が生きたままのシーラカンスを捕獲したというニュースが、正月早々の中央新聞の第1面を飾った。一条記者を現地へ派遣し、隊に資金援助までしてきたライバル社の大東新聞は面子丸つぶれである。だが事の真相を究明しようにも一条記者は姿を消してしまった。そして隊員が1人また1人と死んでゆく。(講談社文庫) 「悪魔の魚」調査隊員を襲う連続殺人の謎! 生きた怪魚が初めて日本にやって来た日、「シーラカンス学術調査団」のスポンサー・大東新聞社特派員が行方不明になり、次々と奇怪な殺人が始まった。長編推理。
プロローグ スクープ 死の報復 遁走 第二の犠牲者 サルノコシカケの謎 樹海の底に 鬼哭 エピローグ あとがき
「横山大観」殺人事件