伊豆の離島と東京を結ぶ恋を描く長編ロマン。青年・相川三郎は伊豆の南の小島にある診療所で、島でただ1人の医者である所長のもとで助手を勤めていた。所長が病に倒れたため医師の資格がない身で診察を担当するうち、ある日、東京から遊びに来た女子大生・亜希子の子宮外妊娠の手術を手がけた。<上下2巻>