戦争と革命の中の人間を描くルポルタージュの名篇ーー1975年4月30日、南ベトナムの首都・サイゴン陥落。その歴史的瞬間を現場にあって目撃するなど、日本人特派員として最長の滞在記録を持つ記者が見た「ベトナム戦争」とは何であったのか? 本書は、記者自身が報道という仕事を通して見た、南ベトナムの興亡と、戦争と革命の中での人間の記録である。
キャパになれなかったカメラマン ベトナム戦争の語り部たち
泥まみれの死
ハノイの純情、サイゴンの夢
サイゴンハートブレーク・ホテル 日本人記者たちのベトナム戦争
闘った人びと ベトナム戦争を過ぎて
ベトナムは、いま 十年後のベトナム戦争