犯行現場に残る六本指の手痕の謎は!? 構想10年、戦慄の最終章がここに! 藍川芹の滞在する<聖天使宮(パラッツォ・サンタンジェロ)>での連続殺人。封印された一族の過去に揺曳するナチズムの影と六本指の手痕。紀元2000年の時が満ち、正五角形の巨大な時計は秘められた深淵の扉を開く。復活の天使は空を翔るか。車椅子の少年に導かれ、絢爛たる地獄を巡るヒロインが最後に見たものは……? 解説:巽 昌章 ※本書は2004年3月に刊行された同名書籍に加筆修正したものです。