惨殺、そして凌辱――。何ものかに憑き動かされるように次々と猟奇殺人を重ねていった男の名前は蒲生稔! 冒頭の“エピローグ”で示される事実が、最終章であっと驚く意外な変容を遂げる。異常犯罪者の心の軌跡をたどりながら、想像力の欠如した現代人の病巣を抉る、衝撃のサイコ・ホラー。