内容紹介
芭蕉前半生の空白に切り込む画期的な論考。 俗世を捨て数珠を携えて奥の細道を旅する晩年の姿。対照的に、算勘の心得を武器に処世に長け、伊達を好んだ若き日の姿。青壮年時代、桃印・寿貞との関係に迫る。
目次
- 第1章 伊賀での少年時代
- 第2章 武家奉公へ
- 第3章 日本橋在住時代
- 第4章 江戸俳壇に躍り出る――「笑い」の俳諧師
- 第5章 若き日の妾・寿貞
- 第6章 桃印の謎
- 第7章 転生
製品情報
製品名 | 芭蕉二つの顔 俗人と俳聖と |
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著者名 | 著:田中 善信 |
発売日 | 2008年09月12日 |
価格 | 定価:1,155円(本体1,050円) |
ISBN | 978-4-06-159892-8 |
通巻番号 | 1892 |
判型 | A6 |
ページ数 | 336ページ |
シリーズ | 講談社学術文庫 |
初出 | 1998年に、講談社選書メチエ「芭蕉=二つの顔」として小社より刊行 |