内容紹介
信長・秀吉との交流、草庵茶湯の大成、そして悲劇的な賜死――。本書は、劇的にして謎に満ちたその生涯に対峙し、史料の精緻な読解にもとづく論証によって、茶聖の人物と思想、さらに日本文化史における位相を究明する。人間・千利休を鮮明に描き出し、研究者のみならず茶道界にも衝撃を与え、その後の利休像を決定づけた不朽の名著。(講談社学術文庫)
信長・秀吉との交流、草庵茶湯の大成、そして悲劇的な賜死――。本書は、劇的にして謎に満ちたその生涯に対峙し、史料の精緻な読解にもとづく論証によって、茶聖の人物と思想、さらに日本文化史における位相を究明する。人間・千利休を鮮明に描き出し、研究者のみならず茶道界にも衝撃を与え、その後の利休像を決定づけた不朽の名著、待望の文庫化。
目次
- 第1部 茶湯の形成
- 1 茶湯の成立
- 2 茶数奇の展開
- 3 和漢のさかいをまぎらかす
- 4 市中の山居
- 第2部 利休とその時代
- 1 千家家譜の謎
- 2 町衆茶振舞
- 3 町衆茶頭の登場
- 4 茶湯御政道
- 5 信長から秀吉へ
- 6 天下一の宗匠
- 7 破局への道
- 第3部 利休以後
- 1 利休の再生とその茶統
製品情報
製品名 | 千利休 |
---|---|
著者名 | 著:村井 康彦 |
発売日 | 2004年02月11日 |
価格 | 定価 : 本体1,150円(税別) |
ISBN | 978-4-06-159639-9 |
通巻番号 | 1639 |
判型 | A6 |
ページ数 | 352ページ |
シリーズ | 講談社学術文庫 |
初出 | 原本:1977年、日本放送出版協会より刊行されたものを原本とした。 |