内容紹介
乱世を生きた武将の体験にもとづく叡智の結晶、家訓。教養の深さと死生観念の鋭さとが表れたその教えには、武士の処すべき正しい道が説かれている。本書は、北条早雲、毛利元就、武田信繁、織田信長、豊臣秀吉、黒田如水、加藤清正、徳川家康ら23人の代表的家訓を現代語訳し、解説を施した。戦国の雄たちは、子孫や家臣に何を伝えようとしたのか。
元就・早雲・信長・秀吉・如水・清正・家康――
乱世を生きた武将たちの経験にもとづく教えとは
乱世を生きた武将の体験にもとづく叡智の結晶、家訓。教養の深さと死生観念の鋭さとが表れたその教えには、武士の処すべき正しい道が説かれている。本書は、北条早雲、毛利元就、武田信繁、織田信長、豊臣秀吉、黒田如水、加藤清正、徳川家康ら23人の代表的家訓を現代語訳し、解説を施した。戦国の雄たちは、子孫や家臣に何を伝えようとしたのか。
わが国においては、家を重んずる立場から、家法や家訓と称するものがたくさん作られた。それらの掟や教えは、家々を守り抜く力でもあり、生命でもあった。ことに、系統にかかわらず、世襲になずまず、力をもって自家の前途を開拓することによって、世を率い国を治めんとした武士の家においては、家法や家訓は、なくてはならぬものであった。――(本書「序説」より)
目次
- 北条重時の家訓
- 菊池氏の家訓
- 朝倉氏の家訓
- 武田信繁の家訓
- 毛利氏の家訓
- 北条氏の家訓
- 島津氏の家訓
- 織田信長の訓戒
- 豊臣秀吉の訓戒
- 蒲生氏の家訓
- 黒田如水の教訓
- 加藤清正の家訓
- 徳川家康の教訓
- 徳川光圀の教訓
製品情報
製品名 | 武士の家訓 |
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著者名 | 著:桑田 忠親 |
発売日 | 2003年12月11日 |
価格 | 定価 : 本体1,050円(税別) |
ISBN | 978-4-06-159630-6 |
通巻番号 | 1630 |
判型 | A6 |
ページ数 | 328ページ |
シリーズ | 講談社学術文庫 |
初出 | 底本:1944年、『武士の家訓』(創元選書刊)を底本とした。 |