出来事としての文学

講談社学術文庫
デキゴトトシテノブンガク
出来事としての文学
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内容紹介

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目次

  • 【第1部】
  • 1 桃山の裾を廻ってゆく──川端康成「骨拾い」ほか
  • 2 涙と露──夏目漱石「夢十夜」(第一夜)
  • 3 篝火と蹄──夏目漱石「夢十夜」(第五夜)
  • 4 歴史と無の円環──三島由紀夫『豊饒の海』
  • 5 救いの不可能性と「ただ」──坂口安吾『白痴』ほか
  • 6 戦争のヴィジョンと同時代性──村上龍『海の向こうで戦争が始まる』
  • 7 誠実と自己欺瞞──大江健三郎『人生の親戚』
  • 8 遭難と災厄──古井由吉『楽天記』・平出隆『左手日記例言』
  • 【第2部】
  • 1 夢の光学・閃光のような父の〈署名〉──平出隆『若い整骨師の肖像』・『家の緑閃光』
  • 2 水の性愛・水の苦痛──松浦寿輝『冬の本』・朝吹亮二『opus』
  • 3 雪のカルナヴァル──朝吹亮二『終焉と王国』・『封印せよその額に』
  • 4 「私たち」と死──守中高明『砂の日』
  • 【第3部】
  • 1 詩の《場処》・詩の《今日》──アンドレ・デュ・ブーシェ『ヘルダーリン、今日』ほか
  • 2 眼、眼差しの以前──オウィディウス『変身物語』(ナルシス)
  • 3 エルサレムの封印──『聖書』
  • 4 砂漠の逃走線──ポール・ボウルズ「遠い挿話」
  • 5 再生の秘儀としてのエクリチュール──ル・クレジオ『オニチャ』
  • 【第4部】
  • 1 始まりとは何か
  • 2 オイディプスの眼
  • 3 われわれのデモーニッシュな存在を書く

製品情報

製品名 出来事としての文学
著者名 著:小林 康夫
発売日 2000年04月10日
価格 定価:1,265円(本体1,150円)
ISBN 978-4-06-159427-2
通巻番号 1427
判型 A6
ページ数 360ページ
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書は、1995年刊行の作品社版を底本とし、再編集したもの。