現代の思想は言語の問題、とくに意味論を核心として展開している。著者は、現代思想の大きな潮流であるバルトやデリダの言語論の検討から出発し、言語が本来もっている遊動的な弾性に富んだ〈レトリック性〉を豊かな例証によって考察する。ことばの意味を固定した一義的なものと捉える従来の理論を斥け、現代言語学に〈意味の弾性〉という画期的視点を拓いた佐藤レトリック学の到達点を示す名著。
ティマイオス
プラトン,土屋 睦廣
アストロノミカ
マーニーリウス,竹下 哲文
メタバースの哲学
戸谷 洋志
善悪の彼岸
フリードリヒ・ニーチェ,丘沢 静也
ドイツ神秘主義叢書10:ドイツ神学
山内 貞男
人間・社会・歴史(フォルミカ選書)
武田 清子
近代日本の陽明学
小島 毅
生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ
デリダ 脱構築と正義
高橋 哲哉
黒人理性批判
アシル・ムベンベ,宇野 邦一
徹底討議 二〇世紀の思想・文学・芸術
松浦 寿輝,沼野 充義,田中 純
主体と超越
小川 圭治
わざとらしさのレトリック