内容紹介
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目次
- 0 研究の目的と問題の概観
- 1.近代日本哲学
- 2.二元論の実践的克服
- 3.修行の歴史と理論
- 4.身体論と現代科学
- 1 近代日本哲学の身体観
- 1.和辻哲郎の身体観をめぐって
- ●人と人の間における空間と身体
- ●時間・空間経験の把握にみられる東西の思考様式
- ●心身の一体性について
- 2.西田幾多郎の身体観をめぐって
- ●行為的直観における身体の両義的性格
- ●時間意識と空間意識の身体に対する関係
- ●有の場所からの無の場所へ
- ●意識における二重の層
- ●場所的経験における直接的な明証ということ
- ●行為的直観の二重の構造
- ●西田哲学の方法についての問題点
- 3.東洋思想研究の態度と方法
- ●方法論的反省の必要
- ●東洋の形而上学と深層心理学
- 2 修行と身体
- 1.修行とは何か
- ●インド仏教における戒律
- ●中国・日本における戒律観念の変化
- ●日本仏教における戒律と修行の関係
- ●修行の意味内容
- 2.芸道論
- ●歌論における稽古と修行
- ●和歌陀羅尼観
- ●世阿弥における「わざ」と「心」
- ●無心と心身一如
- 3.道 元
- ●禅の実践的性格は何を意味するか
- ●修行による日常的な存在理解の転回
- ●参禅における心身関係のとらえ方
- ●日常的次元からの脱落
- 4.空 海
- ●中国仏教の特性と密教のインド的性格
- ●十住心教判と修行
- ●身体と性の問題
- ●マンダラにみられるエロスの昇華
- ●クンダリニ・ヨーガの瞑想との比較
- ●即身成仏における心身関係
- ●
製品情報
製品名 | 身体論 東洋的心身論と現代 |
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著者名 | 著:湯浅 泰雄 |
発売日 | 1990年06月05日 |
価格 | 定価:1,386円(本体1,260円) |
ISBN | 978-4-06-158927-8 |
通巻番号 | 927 |
判型 | A6 |
ページ数 | 388ページ |
シリーズ | 講談社学術文庫 |