内容紹介
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目次
- ●1 空海――密教の世界
- 1 記憶――方法(1)
- 2 比較――方法(2)
- 3 詩と言語――感性(1)
- 4 詩とことば――感性(2)
- 5 神秘への跳躍――加持(かじ)・入我我入(にゅうががきゅう)・即身成仏(そくしんじょうぶつ)
- 6 象徴と形而上学――印契(いんげい)・真言・陀羅尼(だらに)
- 7 祈祷の国家的水準
- 8 国家との入我我入
- ●2 覚鑁(かくばん)――密教の内蔵認識
- 1 空海と覚鑁の位相
- 2 覚鑁の宗教的立場
- 3 五蔵観の特質
- 4 呼吸法と心相観
- ●3 道元――白楽天と二人三脚
- 1 珠(たま)
- 2 鏡
- 3 夢
- ●4 日蓮――危機意識の構造
- 1 鶴屋南北の日蓮劇
- 2 帰属意識の性格
- 3 ナショナルな危機意識とインターナショナルな認識
- 4 霊と呪(じゅ)
- ●5 一休――虚構と真実
- 1 老と幼と鳥
- 2 虚構としての自殺
- 3 「年譜」の軌道修正
- 4 「母」コンプレックス
- 5 「父」と聖王イメージ
- 6 逆行三昧の虚実
- 7 墜落した恋法師(こいほうし)
- 小結