プロセス指向心理学の驚くべき実践!
対立・衝突の炎を溶かす内なる力に目覚めよ!
民族紛争、人種差別から「公然の虐待」まで、あらゆるレベルの人間関係の紛争や対立をどう解決するか。世界中でワークを実践している著者の衝撃的な主著。
「ワーク」という言葉は、おもにアメリカ西海岸を中心に発達したニューエイジ心理学のなかでよく使われてきた表現である。一般的には、心理学プロセスを解放するさまざまな方法と実践という意味をもっている。ミンデルの場合、個人、カップル、昏睡状態など、多様な関係を場としており、とくに集団討論の形をとるワールドワークは、きわめてユニークなものだ。プロセス指向心理学のもっとも大切な前提は、心理的、精神的、感情的混乱や運動の過程は、それ自体、知恵を内包しているということだ。変化と成長をうながす兆しとして、内外の出来事の全体は起こってくる。そのプロセスの全体を尊重することが重要だとミンデルは考える。それによって、新しいより柔軟で知恵に満ちたものの見方や存在のあり方が生れてくる。たえず変化していく生命のありようを信頼し、尊重し、そこから知恵を引き出しながら、自己を成長させていく。――本書より
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