人ちがいじゃ、ありません。あの美少女があいさつしたのは、このおれ。でも、まったくおぼえがない。いったいぜんたいどうなってるんだ! 学校からの帰り道、友太郎は、すごい美少女と出会った。すれちがいざまに微笑みとともにあいさつする彼女。え、なんで?知りあいでもないのに……。しかし不思議なことはそれだけじゃなかった。彼女は、友太郎と同じマンションに3年前から住んでいたというのだ。おかしい。ぜったいおかしい。あんな美少女、1度会ったらぜったいに忘れるはずがないのに!?