短編の名手クリスティの世界にいざなう傑作7話
ツタンカーメン王の墳墓発見のあとを追うように発掘された、メンヘルラー王の墓。またも関係者4人が、つぎつぎに怪死した!
メンヘルラー王の墓が開かれて、1か月もしないうちに、3人が死んだ。発掘の主宰者ジョン=ウイラード卿の妻がポワロを訪ねて、いった。「もしも死んだ王の霊魂がまだ、しずまっていないとしたら?」「わたしも、迷信の力を信じています。」と答えるポワロ。それをきいてヘイスティングズ大尉は、合理主義者が迷信なんて、とおどろく。
ほかに「ベールをかけた貴婦人」「コーンウォールの毒殺事件」「消えたダベンハイム氏」「クローバーのキング」「百万ドル債券盗難事件」「二重の罪」の6話を収録。
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