平家の怨霊から芳一を守るため、おしょうは芳一のからだじゅうに、経文を書きますが、両耳だけが残ってしまい……。(「耳なし芳一」)ふぶきの夜にあらわれたおそろしい女は、美しい娘となって青年の前にふたたび姿を見せる。(「雪女」)日本の文化を西欧に紹介した小泉八雲の怪談の傑作20話を収録。