戯作者の鵞湖亭茅舎が、木曽へ向かって旅立ったのは、天保10年の夏のことでした。鳥居峠まで来た時でした。一人の武士が鵞湖亭を見詰めながら立っていました。ところがちょっと意外なのは、その武士が顫えていることでした。…………老婆が一人崖っぷちに、切り倒されておりました。(さっきの武士が切ったんだろう)(抵抗力もないあんな老婆を、何故あの武士は切ったのだろう?)…………鵞湖亭茅舎の行く先々にもちあがる、意外、不思議な事件の数々!
連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集
連城 三紀彦,綾辻 行人,伊坂 幸太郎,小野 不由美,米澤 穂信
新版 雨月物語 全訳注
上田 秋成,青木 正次
源義経(三)
村上 元三,亀倉 雄策,川田 幹
神の時空 ―嚴島の烈風―
高田 崇史
破蕾
冲方 丁
図書館の魔女 烏の伝言
高田 大介
柳生大戦争
荒山 徹
K2 池袋署刑事課 神崎・黒木
横関 大
嶽神伝 血路
長谷川 卓
新・平家物語(九)
吉川 英治
風神雷神 (上)
柳 広司
女王(下)
連城 三紀彦