大助さん、さようなら!――とゆり子はつぶやいた。恋人・大助の父と結婚前の母との関係を、母の臨終の告白によって、はじめて知ったゆり子は、大助を愛しても結婚はできないと悟ったのだった――。主人公・ゆり子を取り巻く恋愛模様を明るい筆致で描く全2巻・完結編。映画化、テレビドラマ化もされた作品。