19歳になったジュン。進む道はそれぞれちがうが、キューポラの街の仲間とともに、恩師の教壇復帰運動に、若いエネルギーをぶっつけていく。それは、地下室に職場を移され、過重な労働をさせられているジュンにとって、自らを脱出させるものなのだ。懸命に生きる若者たちを描いた、異色大河小説の第4巻。吉永小百合の主演で映画化にもなった、日本児童文学者協会賞受賞の不朽の名作。<全5巻>