出羽の山から東京にやってきた桔梗信治。彼の父親は、殺人方法考案の天才であった。東京に10人以上いるという父親の弟子をさがし、信治は行動をおこす。弟子を皆殺しにして、父親の発明した殺人方法も闇に葬るつもりだ。しかし、彼にとっては敵の居場所も武器もわからない。奇想天外なコミカル・ミステリーの傑作。