「苦海浄土」に続き、魂の詩人・石牟礼道子が、生死のあわいにある人々へむけて綴った、現代の鎮魂の記。ーー豊饒なる不知火海から、天の水と天の魚を奪い生活を破壊し、やがて20数年にわたって人間の命を破壊しさった、世紀の受難というべき水俣公害。ついにチッソと直接交渉を実現、解体する日常との闘いが残された患者漁民の観たものは何か? 「東京の空の美しゅうございました……」は、誰でも望む言葉であって、誰でも云えない言葉になった。80年代の日本の現実、必読の一冊。
諷詠十二月
三好 達治
銀河鉄道の父
門井 慶喜
詩集 おかあさん(3)
サトウ ハチロー,村上 豊
埋もれた日本地図
谷川 健一
名もなき季節 富士見からの手紙
尾崎 喜八
尾崎喜八詩文集10:冬の雅歌
現代詩論
セシル・デイ・ルーイス,深瀬 基寛
田舎のモーツァルト 詩集
モナド
谷川 俊太郎,GOMA
まどさんからの手紙 こどもたちへ
まど・みちお,ささめや ゆき
厄除け詩集
井伏 鱒二
残響 中原中也の詩によせる言葉
町田 康
苦海浄土 わが水俣病